恐れるなかれ

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ヒューストン・アストロズ MLB2020戦力分析 ~ア・リーグ/西地区~

サイン盗み騒動によって実力が本物かどうかが試される重要なシーズン。汚名返上なるか。

お待たせしました。大注目アストロズです。

以前の印象は
『優秀な若手が多くて強いなー』
『コレアとスプリンガーの見分けがつかんなー』
『バグウェル在籍時のロゴの方が好きだったなー』
程度しか思ってなかったのですが、サイン盗み騒動後は嫌いだけど気になる存在に。
 

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今季はサイン盗み騒動でいつも以上に注目が集まるであろうアストロズ。
GMと監督は更迭され、2017年当時のコーチだったコーラ(レッドソックス監督)と選手のベルトラン(メッツ監督)も事実上の解任。選手も謝罪会見を行い表面上は沈静化した。

しかし、トラウト、ベリンジャー、ジャッジ、カーショウなどの多くのスター選手が辛辣なコメントで批判し、選手への減俸、出場停止やチャンピオン剥奪等のペナルティがなかったこともあり、いまだにくすぶり続けていると言ってよい。

 

投手陣

昨季20勝で防御率と奪三振のタイトルを獲得したゲリット・コールがヤンキースへ移籍。また昨季14勝のカッターの使い手マイリーも去った。
バーランダーとグレインキーは健在だが、3番手以降は若手が埋められるかがシーズンを乗り切る鍵となりそう。打撃陣の指標はサイン盗み時より軒並み落ちていくと想定されているので、一層の踏ん張りが求められそうだ。

 

打撃陣

昨季本塁打とOPSがリーグ1位の打撃陣はお馴染みのアルトゥーベ、スプリンガー、ブレグマン、コレア、ブラントリー、モヒカングリエルは健在で、そこに昨季新人王のアルバレスが入る打線は破壊力と豪華さを兼ね備える。メンツが変わっていないことを考えると今季も同じくらいの成績か?サイン盗み分を差し引いて下がるのか?

 

サイン盗み騒動後の今シーズン。簡単に進むとは思えない。
全米中の敵となったアストロズにはシーズンの報復死球やラフプレー、メディアからのさらなるバッシングなど避けられない状況となっており、どんな風に事が進んでいくのか早くシーズンが始まって欲しいと心から思っている。

こんな火中の栗を拾い監督を引き受けたのはダスティ・ベイカー。
最優秀監督に数回選出され人間味溢れる指揮官だが、出塁率軽視や、球数制限オーバーや、ベテラン重宝等、昭和的な野球を好むこのスタイルは昨季監督のヒンチと対極。
苦しい時の指示が『Never Give Up!』なんて言われた日にはさっさと帰りたくなります。 

ライバルが戦力を整えている西地区。本気のアストロズが見れそうです。
しかし正々堂々と勝負してこれでアストロズが優勝なんかしちゃったらブレグマンがまた騒ぎますよ!