祝・MLB開幕!60試合制で開幕日は7/23-24で調整中。
紆余曲折を経てMLBが開幕する。
米大リーグ機構と選手会の話し合いでも難航。最終的にはコミッショナー権限による強行開幕権が行使され、選手会側が受け入れた。
MLB公式サイトでは『2020年シーズンについてファンが知っておくべきこと』し、今季のルール変更について詳細を報じている。
開幕日
7月1日までに選手が集合し、キャンプを行う。レギュラーシーズンの開幕は7月23~24日が予定されている。
試合制
正式決定はまだだが、メジャーリーグ機構は選手会に対して60試合制を提案している。60試合の内訳は、同リーグ同地区のチームと10試合ず(合計10試合)、他リーグ同地区のチームと合計20試合という形が想定されている。
ポストシーズン
従来通り。各リーグから地区優勝3チームとワイルドカード2チームがポストシーズンに進出し、一発勝負のワイルドカード・ゲーム、3勝先取の地区シリーズ、4勝先取のリーグ優勝決定シリーズとワールドシリーズが行われる。
ナ・リーグ指名打者制
投手の負担軽減を目的にナ・リーグでも指名打者制が導入される。
※今季のみの暫定措置で2021年以降については未定(選手層の厚いドジャース等に有利にはたらく?)
キャンプ
大半のチームはスプリング・トレーニングの施設ではなく本拠地球場で7/1よりトレーニングを行う予定となっている。
トレード期日
従来の7/31日から8/31日へ変更。選手がポストシーズン出場資格を得るためには、9/15までにロースターに登録されている必要がある。
ロースター枠
シーズン最初の2週間は30人、次の2週間は28人、それ以降は26人となる。
各球団は40人ロースターに20人の「予備選手」を加えた60人のリストを提出し、今年プレーできる選手はこの60人に限定される。
ルール変更
過密スケジュールを考慮して長時間の延長戦を避けるために、延長戦ではマイナーリーグと同じルールを採用し、無死二塁の状態で各イニングをスタートする。前のイニングの最終打者が二塁走者となり、この走者が生還しても投手に自責点は記録されない(エラーで出塁した走者のように扱う)。また、このルールはレギュラーシーズンのみ適用され、ポストシーズンは対象外となる。
その他
【1】野手の登板は延長戦になった場合と6点差以上がついた場合に限られる予定だったが、今年はこの制限がなくなる。
【2】投手が最低3人の打者と対戦しなければならないというルール(いわゆる「ワンポイント禁止」。故障や病気による例外あり)は予定通りに導入される。
【3】試合成立以前に悪天候で中止となった場合、サスペンデッド・ゲームとして別の日に続きから行われる。
コロナ対策
キャンプ、レギュラーシーズン、ポストシーズンの期間中、選手、コーチ、スタッフは1日おきに新型コロナウイルスの検査を受ける。
選手は1日に2度、体温と症状のチェックを受ける。
1ヶ月に1度、抗体検査が行われる。
フィールド内外で最大限のソーシャル・ディスタンスが推奨され、試合に参加していない選手やその他のスタッフは6フィート(約1.8メートル)以上の距離を取ってスタンドに着席する。
プレーしていない選手、コーチ、スタッフはダグアウトやブルペンで常にマスクを着用しなければならない。
試合前のメンバー表の交換は行わない。
ハイタッチ、グータッチ、ハグなどのセレブレーションは行わない。
唾を吐いたり、タバコやヒマワリの種を噛んだりする行為は禁止。ガムのみ許可される。
数の選手が触ったボールはただちに交換される。
乱闘は厳しく禁止される。
選手がコロナに感染した場合
新型コロナウイルス感染者専用の故障者リストが設けられる(日数の制限なし)。
新型コロナウイルスに陽性反応を示した選手や新型コロナウイルスへの感染が疑われる選手は、このリストに登録することができる。陽性反応を示した選手は検査結果が2度陰性となるまで復帰できない。
ただ、フィリーズやロッキーズで複数の選手・球団職員の感染が確認されており、ダルビッシュ投手をはじめ感染拡大を恐れ開幕を懸念している選手も多い。