恐れるなかれ

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ニューヨーク・メッツ MLB2020戦力分析 ~ナ・リーグ/東地区~

地区3位に沈んだ昨季は後半戦に巻き返し一時はプレーオフ争いにも加わった。今季も投打の大黒柱を中心に優勝戦線に絡めるか。

松井稼頭央がアメリカへ渡り入団したニューヨーク・メッツ。
そのデビュー戦初打席初球をバックスクリーンに放り込んだ。ダイヤモンドを軽く走っているはずなのに、着弾した頃には2塁を回っていた。なんてスピードなんだ。これがメジャーに行く選手なんだと思った。あー松井稼頭央大好きだ。
巨人よりヤクルト、カブスよりホワイトソックス、かわいい子より愛嬌のある子、ヤンキースよりメッツ。少し陰が薄く、人気が劣るくらいのほうが気持ちが入り好きになるもんだ。

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投手陣 

昨季強固だった先発陣に激震だ。昨季自己最多197回を投げたノア・シンダーガードがTJ手術のため今季は全休の見込みで戦力ダウンは明白。
しかし2年連続サイ・ヤング賞のジェイコム・デグロム、マーカス・ストローマン(昨季10勝)、スティーブン・マッツ(昨季11勝)、新たに16年サイ・ヤング賞のリック・ポーセロとマイケル・ワカ(過去17勝)が加入しシンダーガードが抜けても先発は安心して見ていられる。
気になるのはブルペン陣。新しく奪三振マシーンのデリン・ベタンセスを獲得はしたが怪我が癒えたばかりで大きな期待はできない。
昨季はクローザーのエドウィン・ディアズ、16年セーブ王のジューリアス・ファミリアが大誤算だった。実力のある二人がかつての力を取り戻すことが最大の補強。
中継ぎにはブラッド・ブラック、セス・ルーゴ、ジャスティン・ウィルソンの30代トリオはそれぞれに武器もありある程度は計算できる。やはりディアズの復調が鍵を握る。
ブルペンと同じように気になるのは捕手陣。昨季はリーグワーストの盗塁阻止率で走られまくった。1点を争うゲームでこの積み重ねが大きな痛手にもなり得る。

 

打撃陣

若手とベテランのバランスが良い。
昨季新人王、両リーグ1位の53本塁打、球宴HRダービー優勝と爆発したピート・アロンゾ。デビュー後2年の平均打率が.321の安打製造機ジェフ・マクニール。この球団の未来を託された二人の活躍に注目。
またベテランにも実力者が揃う。JD・デービス(昨季.307OPS.895)、マイケル・コンフォート(昨季33本塁打)が控える。昨季は不振だった強打者ロビンソン・カノーや故障明けのヨエニス・セスペデスが本来の実力を発揮することができれば相手にとって非常に脅威だ。
アーメッド・ロザリオ、ドミニク・スミスなど打撃に秀でた若手も虎視眈々と衆生機械を狙っており層が厚い。

 

 

ブレーブスやナショナルズに比べると総合力では少し劣るが、優勝戦線に十分食い込めるだけの選手はいる。新監督で人望の厚いルイス・ロハスの采配にも注目。