伝統ある東福岡高校サッカー部の歴代10番を一気に振り返り
東福岡高校サッカー部はスピード溢れるサイド攻撃と深紅のユニフォームから”赤い彗星”と呼ばれ、1970年の創部以来、全国主要大会での成績は計9回(サニックス杯国際ユース1回・インターハイ3回・選手権3回・全日本ユース1回・FBS杯1回)を誇る、高校サッカー界を牽引する超強豪校です。 近年では300名前後の部員数が在籍しているため、レギュラーになれるのもほんの一握り。その中でもエースナンバーと言われる背番号10番を着けた選手を筆者が分かる範囲でまとめてみました。(間違いがあった場合は教えて頂けますと幸いです)
また参考となるように創部した時の10番を初代として、それ以降の10番を第何代と仮定して記載を致しております。
山田勝寿(37期)
名前 | 山田勝寿 |
生まれ年 | 1975年 |
経歴 | 不明 |
高校選手権 | 第73回準決勝敗退 |
島村次郎(38期)
名前 | 島村次郎 |
生まれ年 | 1976年 |
経歴 | 立正大 |
高校選手権 | 第73回3回戦敗退 |
小島宏美(39期)
名前 | 小島宏美 |
生まれ年 | 1977年 |
経歴 | G大阪-札幌-大宮-大分-神戸 -岐阜-愛工大名電コーチ -ボンボネーラ岐阜選手兼コーチ |
高校選手権 | 第74回準決勝敗退 |
俊足のストライカーで通算70得点を上げ、日本代表にも召集された実績を持つ。
G大阪で稲本や宮本と共に主力として活躍するも、若い選手が多数入団してきたことで自身のポジションも安定せず出場機会を求め札幌へ移籍。主戦場は主にFWやシャドーだが、移籍1年目の神戸ではDFなど不慣れなポジションで役割を全うし新境地を開拓。翌年には神戸の10番を着け堂々と復活。
本山雅志(41期)
名前 | 本山雅志 |
生まれ年 | 1979年 |
経歴 | 鹿島-北九州-実家手伝い(現役続行希望)-クランタン・ユナイテッドFC(マレーシア) |
高校選手権 | 第75回県予選敗退 第76回優勝(初) |
東福岡サッカー部の長い歴史の中で唯一2年連続(40期・41期)で10番を背負った男(恐らく)。
鹿島入団後はビスマルクから10番を継承し、年代別代表やA代表にも召集。度重なる怪我や病気を克服し現在も現役。2021年はマレーシア2部のクランタン・ユナイテッドFCでプレーすることを発表した。
宮原裕司(42期)
名前 | 宮原裕司 |
生まれ年 | 1980年 |
経歴 |
名古屋-福岡-鳥栖-C大阪 |
高校選手権 | 第77回優勝(2回目) |
高校2年時の3冠メンバーであり、3年時に選手権連覇を達成。名古屋入団後、鳥栖、福岡、愛媛でも背番号10を付け活躍。2016年に最年少でS級ライセンスを取得し、ガンバ大阪コーチを経て、2022年より松本山雅FCトップコーチ。
山形恭平(43期)
名前 | 山形恭平 |
生まれ年 | 1981年 |
経歴 |
広島-福岡-長崎 -リーフラス(一般企業) |
高校選手権 | 第78回3回戦敗退 |
本山→宮原という偉大な先輩の後に10番を託された男。2年生時の選手権決勝ではハットトリックを成し遂げ連覇に貢献。自身が3年生の時には3連覇は達成できなかった。現在はスポーツ関係の一般企業に就職。
山形は北九州市の二島中学校出身で本山、宮原と3期連続で二島中出身者が10番を務めた。
相良浩二(44期)
情報提供を頂きまして修正致しました!
名前 | 相良浩二 |
生まれ年 | 1982年 |
経歴 | 東福岡→福岡大学 |
高校選手権 | 第79回県予選敗退 |
衛藤裕(45期)
名前 | 衛藤裕 |
生まれ年 | 1983年 |
経歴 | 福岡大-鳥栖-徳島-富山 |
高校選手権 | 第80回3戦敗退 |
東福岡、福岡大、富山で背番号10番を背負い、12年間活躍。
新川真之介(46期)
名前 | 新川真之介 |
生まれ年 | 1984年 |
経歴 | 駒澤大 |
高校選手権 | 第81回準々決勝敗退 |
香川毅志(47期)
名前 | 香川毅志 |
生まれ年 | 1985年 |
経歴 | El Tanque Sisley (ウルグアイ) |
高校選手権 | 第82回県予選敗退 |
U-15日本代表にも選ばれ、東福岡で10番とキャプテンを務めた秀才。東福岡高校卒業後は単身南米に渡りアルゼンチン、ウルグアイの複数のクラブでプレー。
現在は日本に戻り地元愛媛県でU-8~U12対象のクラブチームを設立。
野内勇輔(48期)
名前 | 野内勇輔 |
生まれ年 | 1986年 |
経歴 | 九産大 |
高校選手権 | 第83回2回戦敗退 |
畠中雅浩(49期)
名前 | 畠中雅浩 |
生まれ年 | 1987年 |
経歴 | 福岡大→ヴォルカ鹿児島 →FC鹿児島 |
高校選手権 | 第84回2回戦敗退 |
棚橋雄介(50期)
名前 | 棚橋雄介 |
生まれ年 | 1988年 |
経歴 | 阪南大→富山→FC琉球 →VONDS市原 |
高校選手権 | 第85回県予選敗退 |
中学校卒業時にアルゼンチンのリーベル・プレートへサッカー留学していたため、高校入学が1年遅れている。東京都出身。
井上翔太(51期)
名前 | 井上翔太 |
生まれ年 | 1989年 |
経歴 | 阪南大-C大阪-北九州 -C大阪-北九州-ティアモ枚方 |
高校選手権 | 第86回準々決勝敗退 |
前年の10番棚橋と同様に東福岡→阪南大経由でプロ入りへ。
富阪豊(52期)
名前 | 富阪豊 |
生まれ年 | 1990年 |
経歴 | 明治学院大学-モンテネグロ2部 |
高校選手権 | 第87回県予選敗退 |
児玉慎矢(53期)
名前 | 児玉慎矢 |
生まれ年 | 1991年 |
経歴 | 一般企業 |
高校選手権 | 第88回2回戦敗退 |
松内徹(54期)
名前 | 松内徹 |
生まれ年 | 1992年 |
経歴 | 東福岡中退-FC琉球 |
高校選手権 | 第89回県予選敗退 |
中退してしまったが、U-17日本代表にも召集された経歴を持つ。古賀誠史(東福岡→横浜→福岡→神戸→相模原)2世と呼ばれた秀才。
白井優登(55期)
名前 | 白井優登 |
生まれ年 | 1993年 |
経歴 | 専修大 |
高校選手権 | 第90回県予選敗退 |
福本将也(56期)
名前 | 福本将也 |
生まれ年 | 1994年 |
経歴 |
鹿屋体育大 -FC ALONZA(福岡社会人リーグ) |
高校選手権 | 第91回県予選敗退 |
松田天馬(57期)
名前 | 松田天馬 |
生まれ年 | 1995年 |
経歴 | 鹿屋体育大-湘南-京都 |
高校選手権 | 第92回3回戦敗退 |
イナズマイレブン主役の松風天馬のモデルとなった選手。164cmと小柄な体格を活かした小気味良いドリブルが持ち味。ルーキーイヤーから出場を重ね特に重要な試合で結果を出しています。2021年より京都FCに完全移籍。
中島賢星(58期)
名前 | 中島賢星 |
生まれ年 | 1996年 |
経歴 | 横浜FM-岐阜-相模原 |
高校選手権 | 第93回3回戦敗退 |
アビスパユース昇格を断り東福岡へ入学。3年時にインターハイを制覇。鳴り物入りで横浜へ入団するも定着できず。岐阜を経て相模原へ完全移籍。
中村健人(59期)
名前 | 中村健人 |
生まれ年 | 1997年 |
経歴 | 明治大-鹿児島→鈴鹿 |
高校選手権 | 第94回優勝(3回目) |
2年生に次期10番と言われる18番を背負い、主力として活躍。3年時に10番を背負い3度目の選手権制覇に大きく貢献。決勝でのトリッキーなフリーキックは語り草。怪我などもありで遅れていたが12月に鹿児島でプロデビューを果たす。2022年シーズンより鈴鹿へ移籍。
藤川虎太朗(60期)
名前 |
藤川虎太朗 |
生まれ年 |
1998年 |
経歴 | 磐田→熊本→北九州 |
高校選手権 | 第95回準々決勝敗退 |
2年生時には6番を背負い選手権制覇に大きく貢献。 ジュビロでは定位置を掴んではいないがコンスタントに試合に出場中。ロアッソ熊本→北九州へ育成型期限付き移籍中。
福田湧矢(61期)
G大阪入団ルーキーイヤーの開幕戦で先発した逸材。見た目の爽やかさとは裏腹にそのプレースタイルはとても熱い。弟の翔生も東福岡卒→今治で活躍中。
篠田憲政(62期)
名前 | 篠田憲政 |
生まれ年 | 2000年 |
経歴 | 近畿大 |
高校選手権 | 第97回2回戦敗退 |
攻撃力や一芸に秀でる歴代10番の系譜と少し異なり、汗かき役の黒子的な存在として活躍。近畿大でも背番号10番で副将として活躍中。
荒木遼太郎(63期)
名前 | 荒木遼太郎 |
生まれ年 | 2001年 |
経歴 | 鹿島 |
高校選手権 | 第98回県予選敗退 |
U-16日本代表歴を持ち、2年生時から活躍。鹿島入団後は内田篤人以来の高卒新人開幕戦出場を果たす。 2年目の2021年シーズンも9得点6アシストと好調を維持。パリ五輪の中心選手として大きな期待が寄せられている。
上田瑞季(64期)
名前 | 上田瑞季 |
生まれ年 | 2002年 |
経歴 | 桐蔭横浜大学 |
高校選手権 | 第99回出場 |
衛藤遥希(65期)
名前 | 衛藤遥希 |
生まれ年 | 2003年 |
経歴 | 桐蔭横浜大学 |
高校選手権 | 第100回2回戦敗退 |
下川翔世(66期)
また次期10番と言われる18番を誰が着けているも注目ですね。冬の選手権が非常に楽しみです。