2021年レギュラーシーズン閉幕 2022年シーズンスタメン予想
10月3日(日本時間4日)にMLBレギュラーシーズンの全日程が終了した。
シーズン序盤は貯金もあり上位争いに食らいついてたが、大谷以外に核となる存在がいない先発陣のチーム防御率は4.67(リーグ12位)と崩壊。中軸のレンドン、トラウトなどの相次ぐ離脱で最終的に77勝85敗でア・リーグ西地区4位で終戦。
一方、大谷翔平個人の成績は46本塁打、100打点、26盗塁、投げては9勝2敗、防御率3.18と二刀流で結果を残し、シーズンMVPの最有力候補と言われている。
来シーズンに向けて野手陣はトラウトとレンドンが怪我から復活し、若手有望株のアデルとマーシュ、実力者のフレッチャーに大谷翔平とリーグ屈指。補強の最優先事項は先発陣の整備。大谷に次ぐ、いやそれ以上の投手が1人もしくは2人は最低でも獲得できないと2022シーズンも厳しいシーズンとなりそうだ。
それでは2022エンゼルスの予想スタメンです。
▼野手陣
捕手 マックス・スタッシ
打率.241本塁打13本とも捕手としては及第点だが、リード面では投手陣を立て直せず。スタッシを正捕手としながら、強打の若手有望株マット・タイス(2016年ドラフト1巡目全体16位)を育成しながら併用か。
一塁手 ジャレド・ウォルシュ
打率.277はチーム1位、本塁打29本、打点98は大谷に次ぐチーム2位とチームを牽引。オールスターにも控え野手ながら初選出されるなど飛躍のシーズンとなった。2022年シーズンも一塁手のレギュラーは確定的か。元々は投手との二刀流でデビューした2019年には5試合に登板。緊迫した場面での登板ではなかったが5奪三振を記録。
二塁手 デービッド・フレッチャー
2021年シーズン前に5年総額2600万ドルで契約延長したようにフロントからは大きな期待が掛けられているフレッチャー。1番や9番を任されるようにシュアな打撃が持ち味だが2021年シーズンは打率.262、出塁率.297とデビュー以降最低の数字に終わった。ただ、盗塁15は過去3年間の合計で13個だったことを考えるとリードオフマンとしては最低限の仕事は果たした。過去には三塁手でゴールドグラブ賞で3位に入ったこともあり、内外野どこでも守れることも大きな強み。一部報道では来シーズンは遊撃手へコンバートとの噂もある。
三塁手 アンソニー・レンドン
2021年7月6日、このシーズン3度目となる故障者リスト入り(10日間)が発表され、さらに8月4日、腰の手術でシーズン中の復帰が無いことが発表された。最終成績は58試合で打率.240、6本塁打、34打点、OPS.712とキャリア最低の成績に終わった。2020年シーズンから7年総額2億4500万ドルの大型契約を結んでおり、今のところその契約には見合った活躍はできていない。2021年は怪我に泣いたがそれ以前は怪我とは全く無縁の鉄人でほぼ毎試合に出場していたことを考えると2021年は不運と言って良いのではないか。
確実性と一発を兼ね備えた打撃と、守備範囲の広さが特徴の攻守両面において替えが効かない選手。2022年の完全復活に期待したい。
遊撃手 補強??
補強の優先度高いポジション。
イグレシアスがレッドソックスに移籍して以降、レンヒフォが主に努めてきたが目立った結果が残せていない。ただレンヒフォは過去にドジャースがトレード相手にレンヒフォを指名したこともあり(その時は破談)、きっかけを掴めば一気に花開く可能性も。
しかし可能性に掛けるほど時間はなく早急に補強をしないといけないポジション。
今オフのFAにはバエズ(メッツ)、シーガー(ドジャース)、セミエン(ブルージェイズ)、コレア(アストロズ)ら大物遊撃手が多く、補強の可能性が高い。しかし補強の優先度は先発陣のため、レンヒフォやフレッチャーをコンバートさせる可能性が高い。
左翼手 マイク・トラウト
2019年から12年総額4億2650万ドル(約469億円)で契約延長したMLB現役最強選手。2021シーズンは5月18日に腓腹筋を痛め故障者リスト入りしキャリア最低の36試合の出場に終わった(打数は117と少ないながらも打率.333、OPS1.090は驚異的)
プレータイプもここ数年は打率、盗塁数が徐々に減少しホームランが増え、いわゆるスラッガータイプに変わりつつあるトラウト。スピード溢れるアスリート型外野手のマーシュが台頭してきたことにより、2022シーズンは左翼右翼にコンバートされる可能性もある。
中堅手 ブランドン・マーシュ
メジャー初年度は打率.254 本塁打2本 OPS.673の成績は及第点。ジョー・アデルと共に球団の未来を託されたアスリート型外野手のマーシュ。高校時代はアメリカンフットボールでワイドレシーバーを務めていたアスリートで、2021年シーズンでは大谷翔平にも負けないスプリントスピードも記録。打撃の確実性を上げて、強みの選球眼とスピードを活かすことができればリードオフマンになれる存在。来季の中堅手レギュラー候補。
本人はオフシーズンにヒゲを剃る計画があると発言。
右翼手 ジョー・アデル
2020年にMLBデビュー後、球団の期待を一身に浴びるアデル。粗さは目立つが打撃の指標は2021年から軒並み成長しており来シーズンも楽しみではあるが、守備に課題が多い。大谷翔平が2022シーズンは外野手との三刀流の計画もあり、それが本格化すればアデルやマーシュはまずは大谷との競争になる。
チームにはトラウト、レンドンの大型契約のため伸び盛りのマシューやアデルがトレードの駒になることも十分に考えられるためトラウト以外の外野レギュラーは白紙の状態が正しいと言える。
DH 大谷翔平
2021年のMLBは大谷翔平のシーズンと言っても過言ではない。2020年の防御率3.18で二刀流に黄信号が灯っていたが、今シーズンはローテ1番手として9勝を上げ復活。打撃でも本塁打王こそ逃したがリーグ2位の46本と爆発。MLB史上初の二刀流としてオールスターに選出され、ホームランダービーにも日本人として初めて出場。
2022年に向けてさらなるトレーニングをしてシーズンに備えると明言。
2023年にFAとなるため早ければ今オフにも長期契約を結ぶ可能性もある大谷。その金額は12年4億2650万ドル(約469億円)で契約延長したトラウトと同等になるとも報じられている。
▼投手陣
1番手 大谷翔平
2番手・3番手 補強??
アレックス・カッブ