恐れるなかれ

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高体連からユースに編入した選手一覧(青森山田・東福岡・長崎総科大附属高)

高体連、Jクラブのアカデミーと同じU-18世代の選ばれしチームが戦い凌ぎを削るプレミアリーグ。
個人の質と高いスキルが特徴のJクラブアカデミー、フィジカルやハングリー精神の高体連とそれぞれの強みや特色は異なります。

 

これからご紹介する選手は、安住の地に満足せず自身を高めるために環境の変化を求めて若くして大きな決断をした選手です。

 

 

篠原弘次郎

1991年7月20日生まれ

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アビスパから加入した松本山雅では2021シーズン序盤に怪我を負いシーズンを棒に振った。

佐賀県出身のCB。編入した背景は不明ですがユースから高体連編入の先駆者と言えるのではないでしょうか。
C大阪U-15、C大阪U-18と順調に昇格し、3年生時の2009年に東福岡へ編入。元々の空中戦に加えて東福岡ではボランチなども経験しプレースタイルの幅を広げU-18日本代表候補にも選出。第88回全国高等学校サッカー選手権にも出場したが1回戦で岐阜工業0-2で敗戦。同年代に柴崎岳、宮市亮など。

2010-2017    ファジアーノ岡山
2010-2011    →ファジアーノ岡山ネクスト 
2014    →ロアッソ熊本 (loan)
2018-2020    アビスパ福岡
2021-    松本山雅FC

 

 

神谷優太

1997年4月24日生まれ

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2021シーズンは離脱と復帰を繰り返したがシーズン終盤には試合にも復帰し違いを作った。

山形県出身のミッドフィルダー。小学生のころから東京ヴェルディの下部組織で育ちユースに昇格したが、高校2年時に結果が出ずスランプに陥る。自身の今後を考えた時により厳しい環境に身を置くことが自身の成長に繋がると考え、高校2年の夏に青森山田高校へ編入。編入当初はフィジカル練習についていけず、周囲から"しょぼい奴"と思われていた。ただ、テクニックでは編入直後から群を抜いており、いつしか誰もが認める存在となり、結果"10番"をつけることになる。

「2年生の終わりにチームに加わる選手がいるなんて、誰も想像できないですよね。だから僕が入ったら、『チームの和を乱すんじゃないか』とか考えましたが、全然そんなことはなかった。寮での生活が大きかったと感じていますが、サッカーだけでなく、いろいろな話をして盛り上がり、プライベートの時間をともに過ごすことで仲が深まっていき、部活動だからこそ生まれるチームワークというのをすごく感じられた。仲間の大切さを改めて気付かせてもらい、自分がチームのために何ができるかを考えてプレーした結果、皆がいたからこそ、今僕はここにいると思う。本当に監督、チームメイト、コーチ、そして学校を含めて携わってくれた方々への感謝の思いがあります」

ゲキサカより

2016-2019    湘南ベルマーレ
2018-2019    →愛媛FC (loan)
2020-    柏レイソル

 

 

中村駿太

1999年5月10日生まれ

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2021シーズンは25試合で3得点も随所に相手を翻弄するドリブルを披露。

千葉県出身のFW。生粋の柏レイソルっ子で、U-12,U-15、U-18と順調に昇格し中心選手として活躍。U-19日本代表にも飛び級されるも、トップチームの事情もあり2種登録はおろかキャンプにも招待されず、2017年3月にあらたな環境の変化を求めて青森山田へ編入。U-19でチームメイトだった神谷優太のアドバイスに心を大きく揺さぶられ編入を決めた。背番号11を背負い選手権でも2ゴールを上げる。同世代に郷家 友太(ヴィッセル神戸)、安部 裕葵(バルセロナB)ら。

2018-    モンテディオ山形
2019    →ザスパクサツ群馬 (loan)
2021-    →カマタマーレ讃岐 (loan)

 

 

鈴木冬一

2000年5月30日生まれ

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移籍直後からレギュラーに定着。2年目に入りチームの主軸として期待されている。

セレッソ大阪の下部組織で育ち高校2年の2017年7月にトップチームに2種登録され、同年9月にセレッソ大阪のU-23の選手としてJリーグデビューを果たす。
2018年も昨年に引き続きトップチームに登録されるが、前年に参加した2017FIFAU-17ワールドカップに出場した際に『技術や思考力が遅れている』と感じ、環境の変化を求めて編入を考え、数ある高校の中でも厳しい環境と小嶺忠敏監督の指導力、実績が決め手となり、長崎総合科学大学付属高校へ転入した。選手権では10番を背負い3回戦敗退。
高校卒業後は湘南ベルマーレに入団。高卒1年目から出場機会を掴んでいたが2020年にスイス1部のローザンヌ・スポルトへ完全移籍しレギュラーとして活躍中。
同年代に日本代表GK谷 晃生ら。

2017-2018    セレッソ大阪U-23
2019-2020    湘南ベルマーレ
2020-   FCローザンヌ・スポルト

 

 

大渕来珠

2003年7月21日生まれ

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福岡県選手権決勝で延長前半に決勝ゴール。自ら選手権出場を決めてみせた。

福岡県出身のFW。鳥栖の下部組織や街クラブで育つ。高校進学の際に選手権への憧れもあったが、U-23チームがあり最もプロに近い環境という理由でセレッソ大阪へ入団。2種登録もされJ3でデビューを果たした逸材だったが、選手権への憧れを捨てきれず、高校3年になる直前の3月に東福岡編入の決断をする。

編入直後からレギュラーに定着。現在は試合終盤のジョーカーとして選手権福岡県予選の準決勝と決勝で2戦連続決勝ゴールを決め自らチームを高校選手権に導く。

 

 

浦十藏

2004年5月21日生まれ

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2年生ながら早くも違いを見せスタメンに定着しつつある。

鳥栖U-15、U-18と順調に昇格し、U-15日本代表候補にも選出された快速ウイング。
高校2年生(2021年10月現在)ながらすでにプレミアリーグにスタメンで出場するなど大きな期待が寄せられている。本人の口からも"部員が300人いる中で編入直後から試合に使ってもらっているので責任感を持って取り組んでいる"と発言するなど頼もしい。

浦は鳥栖U-15時代の19年に日本クラブユース選手権(U-15)大会優勝。同大会決勝では決勝点をマークしている逸材アタッカーだ。同年にはU-15日本代表候補にも選出。全日本ユース(U-15)選手権でも準決勝で全3得点に絡む活躍を見せるなど準優勝している。

 そして、鳥栖U-18へ昇格したが、同期のMF福井太智(2年)がトップチームデビューする中で悔しい思いをする日々。今年5月に「東福岡はサイド攻撃なので自分に合っているなと凄く思っています。自分が一番活きるチームかな、自分の特長を活かせるかなと思って来ました」という理由で地元・福岡の強豪校へ転入した。

ゲキサカより

選手権予選は大会規定のため出場はできなかったが、全国大会で出場可能予定。

 

いかがでしょうか。

決断をし実行する。これがなかなか難しいんですよね。