各国の代表選手が世界一を目指す、第5回2023年WORLD BASEBALL CLASSIC™(ワールドベースボールクラシック)が2023年3月8日~3月21日で開催されます。
前回(第4回大会)の優勝国アメリカですが、前回大会以上のメンバーを揃えて連覇を狙っています。銀河系組軍団のアメリカ代表のメンバーを紹介していきます。
早速どうぞ。
▼予想ラインナップ
1・右 ムーキー・ベッツ(Mookie Betts)
所属球団:ドジャース
ポジション:外野手・二塁手
推定年俸:27億円
2018年レッドソックスで、2020年にはドジャースでワールドシリーズ制覇を経験した優勝請負人。現役の外野手では最高の一人と言われ、ドジャースとは12年3億6500万ドルの超大型契約を結ぶ。2023年の来季はその類まれなるセンスを活かし二塁手コンバートの噂。WBCでも正外野手として出場は間違いないところだが、内野も守れるベッツがいることで柔軟なオーダーが組めることもアメリカの強み。
2・中 マイク・トラウト(Mike Trout)
所属球団:エンゼルス
ポジション:中堅手
推定年俸:54億円
2019年から12年480億円の超大型契約を結び、MVP3回、シルバースラッガー賞8回など数々のタイトルを獲得しているMLB現役最高選手のトラウト。2022年シーズンは怪我で離脱しながらも終わってみれば、ジャッジに次ぐ40本塁打と活躍。
今大会ではアメリカ代表のキャプテンも務めるトラウトは、自ら参加選手をスカウトするなど並々ならぬ意気込みで頂点を狙う。
3・左 ブライス・ハーパー(Bryce Harper)
所属球団:フィリーズ
ポジション:左翼手
推定年俸:34億円
通算285本塁打、MVP2回、球宴出場7回のハーパーは、昨年の東京五輪前にも米国代表入りへの意思を明かすなど、「USA」のユニホームに強い思い入れを持つことで知られていた。
“選ばれし者”の異名をとる米球界屈指の怪物打者は、出塁能力・長打力ともに長け、トラウト同様毎年高いOPSを叩き出している。MVPだけでなく、ハンク・アーロン賞も2度獲得しているスーパースターは、WBCの舞台でもパワフルな打撃とアグレッシブなプレーを見せるはずだ。
4・DH ピート・アロンソ(Peter Alonso)
所属球団:メッツ
ポジション:一塁手
推定年俸:9.8億円
2019年MLBデビュー年に新人で53本を記録しホームラン王を獲得した球界屈指の飛ばし屋。コロナ短縮シーズンを除けば年平均40本塁打、100打点は毎年クリアしており、2022シーズンも131打点で打点王を獲得。オールスターホームランダービーを史上3人目の連覇を果たすなど大舞台にもめっぽう強い。DHか一塁手としての起用が濃厚。
5・三 ノーラン・アレナード(Nolan Arenado)
所属球団:カージナルス
ポジション:三塁手
推定年俸:45億円
世界最高の三塁手のアレナド。広い守備範囲、驚愕の強肩、ベアハンドで三塁に打球が飛べば絶望とまで言われる守備で多くのファンを魅了。2013年のデビュー以降、2021年まで9年連続ゴールデングラブ賞受賞中で2022年シーズンも受賞となればイチロー以来の快挙。打撃面でも本塁打王3回、打点王2回、シルバースラッガー賞4回と攻守両面で異次元の活躍。ロッキーズファンはサードアレナド、ショートにストーリーという布陣を見たい方も多いのでは。
6・一 ポール・ゴールドシュミット(Paul Goldschmidt)
所属球団:カージナルス
ポジション:一塁手
推定年俸:27億円
ホームラン王1回、打点王1回、シルバースラッガー賞4回、ゴールデングラブ賞4回受賞と衰え知らずの35歳のベテラン。2022シーズンは打撃タイトルこそないが、打率3位、ホームラン5位、打点2位と安定した成績を残す。2017年のWBCにも出場しておりアメリカ代表の精神的支柱。
7・二 トレバー・ストーリー(Trevor Story)
所属球団:レッドソックス
ポジション:二塁手・遊撃手
推定年俸:31億円
29歳のストーリーは通算173本塁打を誇る右のスラッガー。ロッキーズでメジャーデビューした2016年から短縮シーズンだった2020年を除いて毎年シーズン20発以上をマークしている。2020年には盗塁王に輝き、2021年シーズンから6年総額1億4000万円(約191億円)の大型契約でレッドソックス入りした。二遊間にはティム・アンダーソンも控えており、正二塁手当確とは言えないが、ロッキーズ時代のアレナドとの三遊間コンビが復活なるかも注目。
8・捕 J.T.リアルミュート(Jacob Tyler Realmuto)
所属球団:フィリーズ
ポジション:捕手
推定年俸:33億円
いわゆる守備専門の捕手ではなく、シルバースラッガー賞を2回受賞するなど、打てて走れる3拍子揃ったMLB屈指の捕手。守備面では捕球から二塁へ到達するまでの時間であるポップタイムの速度が非常に速く、2017年から3年連続で両リーグ最速を記録している。
9・遊 トレイ・ターナー(trea turner)
所属球団:ドジャース
ポジション:遊撃手・二塁手・中堅手
推定年俸:25億円
若くして将来を嘱望されるターナーは2014年ドラフト1巡目でナショナルズへ入団。2016年には新人王投票2位、2018年は初の盗塁王、2019年はワールドシリーズ制覇、2021年は初の首位打者と順調にスター街道を歩んでいる。遊撃手はターナーを軸に対戦相手やコンディションによって二塁手を務める可能性も。
内野手
ティム・アンダーソン(Timothy Anderson)
所属球団:ホワイトソックス
ポジション:遊撃手・二塁手
推定年俸:25億円
29歳のアンダーソンは2016年にメジャーデビュー。2019年に打率.335で首位打者を獲得し、今季まで4年連続3割を記録。オールスター戦には2021、22年と2年連続で選出されている。変化球打ちが得意だが、選球眼は悪い。
ボビー・ウィットJr(Bobby Witt Jr.)
所属球団:ロイヤルズ
ポジション:遊撃手
推定年俸:7,600万円
2019年のMLBドラフト1巡目(全体2位)で入団。若くしてロイヤルズの将来を託されたウィットJr。2022年にMLBデビューし、20本塁打、30盗塁を記録し、MLBにおいてルーキーで20-20を達成したのは史上13人目の快挙。
外野手
セドリック・マリンズ (Cedric Mullins)
所属球団:オリオールズ
ポジション:外野手
推定年俸:9,400万円
2018年にオリオールズでMLBデビューした俊足強打の外野手。2021シーズンにレギュラーに定着すると打率.291、30本塁打、30盗塁とブレイクし、シルバースラッガー賞を受賞した。2022年も盗塁王に1個差の34個とその韋駄天ぶりを発揮。173cmの体格はアメリカ代表参加選手で最も低い身長。
カイル・タッカー(Kyle Tucker)
所属球団:アストロズ
ポジション:外野手
推定年俸:1億円
2018年にMLBデビューしたタッカーは2021年に30本塁打、92打点と本格的にブレイク。2022年シーズンも堅実な守備に加え、30本塁打(11位)、107打点(3位)、25盗塁(5位)と走攻守に置いて高い成績を残す。ワールドシリーズでは2打席連続ホームランを放つなど大舞台にも滅法強い。
カイル・シュワーバー(Kyle Schwarber)
所属球団:フィリーズ
ポジション:DH
推定年俸:26億円
2022年シーズンに4年7900万でレッドソックスからフィリーズへ移籍したシュワーバー。その実力を遺憾なく発揮し46本塁打でタイトルを獲得。三振かホームランという荒っぽさはあるが一発は大きな魅力。守備に不安があるためここぞという場面での代打での起用が濃厚。
捕手
ウィル・スミス(William Smith)
所属球団:ドジャース
ポジション:捕手
推定年俸:9,500万円
27歳のスミスは昨季25本塁打、今季24本塁打を放った現役屈指の攻撃型捕手。捕手ながら3番・4番を任されることも多い。守備面ではフレーミングも優秀で30球団1位(2022シーズン)の防御率を誇る投手陣をリード。WBC本戦では捕手の控えとなりそうだが、投手陣との相性なども考えるとすぐに出番がやってきそう。