MLBの革命球団レイズが12年振りのワールドシリーズへ
日本時間10/18にALCS第7戦が行われ、レイズがアストロズを4対2で退け4勝3敗でワールドシリーズ進出を決めました。そのレイズはMLBでも1、2位を争う貧乏球団でありながら革新的な戦術で結果を出し続ける異端球団なのです。そのレイズの主な選手をご紹介します。
レイズの主な選手(野手)
ブランドン・ロウ
背番号8/内野手
0.269 14 37 0.916(打率・ホームラン・打点・OPS)
昨季開幕前に6年契約を結んだレイズの若き核弾頭。小柄ながらもバレル%もかなり優秀でチーム最多本塁打とその能力を存分に発揮。 二塁以外では一塁と両翼も守れる。
ウィリー・アダメズ
背番号1/内野手
0.259 8 23 0.813
ポテンシャルからすればレギュラーシーズンの成績には多少不満が残る。強肩強打のプレースタイルと体型からアンソニー・レンドーンとも比較される素材。レイズのリーダー候補。
ジョーイ・ウェンドル
背番号18/内野手
0.286 4 17 0.777
キリスト信仰の深い聖人で昨季の不振から復活。バッティンググローブは使わないオールドスタイル。
筒香嘉智
背番号25/内野手
0.197 8 24 0.709
移籍1年目の日本の大砲も終わってみれば打率1割台と低迷。しかし本塁打8本はチーム2位と爪痕は残した。ポストシーズンではほとんど打撃機会を与えられていないがきっとチャンスは来る。
マヌエル・マーゴー
背番号13/外野手
0.269 1 11 0.679
パドレスから移籍1年目の守備の達人。ポストシーズンでもスタンドに飛び込みながらキャッチする美技を魅せチームを救った。その守備力で世界一を手繰り寄せることができるか。
ケビン・キーアマイヤー
背番号39/外野手
0.217 3 22 0.683
優勝決定シリーズでも美技を連発。ゴールドグラブ賞3回の守備力を発揮し勝利に貢献。手を抜くことを知らない全力のプレースタイルがチームを鼓舞する。
オースティン・メドーズ
背番号17/外野手
0.205 4 13 0.667
10日間の負傷者リスト入りなど本調子じゃない時期が続き終わってみれば、昨季より大幅に成績を落とす。溜まった鬱憤を吐き出す。
ハンター・レンフロー
背番号11/外野手
0.156 8 22 0.645
強肩強打で見せ場は作ったが、選球眼の悪さと確実性の低い打撃は改善されず。一発の魅力はある。
崔志万
背番号26/内野手
0.230 3 16 0.741
カルト的な人気を誇るレイズの人気者。その風貌と背番号から筒香に見間違える人多数。
ヤンディ・ディアス
背番号2/内野手
0.307 2 11 0.814
打数は多くはないがチームトップの打率。13年にキューバから亡命し故郷に残した母と電話するのが日課の孝行息子。
マイケル・ブロッソー
背番号43/内野手
0.302 5 12 0.936
ポストシーズンではヤンキースの守護神チャップマンの101マイルの速球が頭部付近をかすめたことで乱闘騒ぎに。
マイケル・ペレス
背番号7/捕手
0.167 1 13 0.475
元々守備の評価は高く今季は主に一番手捕手として出場。打撃は奮わなかったがハードヒット率が高く期待は持てる。強力投手陣と共に世界一へ。
マイク・ズニーノ
背番号10/捕手
0.147 4 10 0.598
安定した守備力と一発が魅力の捕手だが、レイズに移籍の2年間は苦戦気味。
ネート・ロウ
背番号35/内野手
0.224 4 11 0.749
MLBデビュー2年目の若武者。昨季週間MVPを獲得した固め打ちで一度波に乗ると怖い存在。
ランディ・アロサレーナ
背番号56/外野手
0.281 7 11 1.023
開幕前には自身のコロナ陽性反応のため出遅れるも、最終的にはOPS1.023記録するなど活躍。またポストシーズンでは7本塁打と好調を維持し、新人野手としては史上初のMVPに選出され、大舞台に強いところをみせた。背番号が他選手より異様に大きい気がするのは気のせいだろうか。
ブレット・フィリップス
背番号14/外野手
0.196 2 5 0.697
コンタクト率はとてつもなく低いが長打力と走力と強肩が魅力のプレイヤー。ポストシーズンは出場していましたでしょうか…
レイズの主な選手(投手)
ブレーク・スネル
背番号4/先発
3.24 4勝2敗
18年のサイヤング賞左腕で球団のエース。一桁背番号投手の先駆け。MLB30球団屈指のゲーマー。
タイラー・グラスノー
背番号20/先発
4.08 5勝1敗
奪三振91個はア・リーグ4位で奪三振率14.28は1位の右の本格派。2.03mの身長から100マイルを超えるフォーシームと急転直下のカーブのみで三振を奪う投球は圧巻。
ライアン・ヤーブロー
背番号48/先発
3.56 1勝4敗
不運な面もあり負けは先行したが、四球を与えない制球力でゲームを作る。ただ与死球はフルシーズンの昨季とほぼ同じでぶつけまくった。
チャーリー・モートン
背番号50/先発
4.74 2勝2敗
球界を代表するカーブの使い手で昨季まで3年連続14勝以上のベテラン。17~18年はサイン盗み時のアストロズに在籍しており、地元紙「タンパベイ・タイムス」の取材で、「(サイン盗みを)やめるようにもっと働きかけていれば」などと後悔の念を明かしている。
ジョシュ・フレミング
背番号61/先発
2.78 5勝0敗
今季MLBデビュー組の一人で初先発初勝利を上げた技巧派左腕。
ピーター・フェアバンクス
背番号29/中継ぎ
2.70 6勝3敗
難しい場面や勝ち試合で結果を出し続けたフェアバンクス。アストロズとの第7戦でも最終回を任されきっちりと試合を締めた。
ライアン・トンプソン
背番号81/中継ぎ
4.44 1勝2敗1セーブ
今季MLBデビューを果たし初勝利も上げた。またヤンキースとのALCS第4戦では先発も務め飛躍の一年に。
ジョン・カーティス
背番号84/中継ぎ
1.80 3勝0敗2セーブ
MLBデビュー4年で3球団を渡り歩く苦労人。継投で淡々と役目を全うする仕事人で今季はMLB初勝利も上げた。ギター好き。
ディエゴ・カスティーヨ
背番号63/抑え
1.66 3勝0敗4セーブ
100マイル以上を連発するリーグ屈指のパワーピッチャーだが、カッター、シンカーも魔球と恐れられ打者はお手上げ状態。体型通り?料理が得意。
ニック・アンダーソン
背番号70/抑え
0.55 2勝1敗6セーブ
レイズ2年目の今季も威力と制球力を兼ね備えた投球でゲームを締めた。球種は少ないがそんなのどこ吹く風の奪三振マシーン。圧巻です。