恐れるなかれ

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ボルティモア・オリオールズ MLB2020戦力分析 ~ア・リーグ/東地区~

再建3年目の2020シーズンも戦力の上乗せも乏しく4年連続最下位は確定的か。

昨季108敗を喫し2年連続100敗以上、3年連続地区最下位とタンキングのシーズンを終えた。今季も再建途中であり、選手層も薄く最下位は免れそうにもない。

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投手陣

防御率は2年連続でリーグワーストで、被本塁打は305本塁打と不名誉なMLBワースト記録まで更新してしまった。今季も戦力の底上げはなく昨季新人王投票2位に入ったジョン・ミーンズが先発の核か。これに続く投手がおらずマイナーレベルや全盛期を過ぎた投手が先発の座を争う。非常に層が薄くスーパーヒーローが出現しない限り今季も苦しい戦いが続く。

 

打撃陣

トレイ・マンシーニとレナト・ヌニェスが本塁打30本以上、ハンサー・アルベルトが打率.305とそれぞれのそれぞれの役割を果たす。しかし球団が本当に活躍して欲しいのは、昨夏のマニー・マチャドとのトレードで加入したパワーが売りのユスニエル・ディアズや、守備はザルだが打撃が売りのライアン・マウントキャッスル、19年ドラフト1巡目全体1位の超プロスペクトで無死満塁で敬遠された両打捕手アドリー・ラッチマンなどが上がって覚醒してくれること。しかし今季彼らを戦力と考えるのは現実的ではないため我慢の時期が続きそうだ。

 

100敗を回避して、有望な若手が躍動してくれればそれで万々歳のシーズンか。
長いトンネルの先に光はまったく見えない…。